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バンコクに到着したのは1月9日の午後15時半頃。宿泊先のホテルが地下鉄からもスカイトレインの駅からも少し遠いので、空港からタクシーでホテルへ。バンコクの渋滞事情は相変わらずだ。なんとかホテルにたどり着いたら、バンコク在住の友人と久々の再会。ゆっくり食事してお酒を飲み、友達と別れた後に、ふらりといつも行っている(踊る方の)クラブへ。

 

2杯目のラムコークを飲み始めたところで、パンツのバックポケットからするりと何かが落ちる感覚があって振り返って何を落としたのか確認したらiPhoneがない。激しく踊っていたわけでもないし、転んだわけでもないのでするりと落ちようはずがない。……スリだ。

 

初日からそんなことがあって、現地の警察に行ってみたり各所に問い合わせをしてみたりと気ままに過ごすどころではなくなってしまった。海外ではバックポケットにはモノを入れないようにしていたのだけれどもお酒が気がゆるんでしまっていた自分にも原因があるな……と反省。

 

それにしても周りのタイ人の方々がとにかく親切だった。iPhoneを落としたかもしれないと言ったら大慌てして一緒に探してくれ、状況を伝えたら「間違いなくそれはスリだ」と言われた後に、「私たちの国でこんな不愉快な思いをさせて本当に申し訳ない」と謝られたのだ。

 

外国人が日本で同じトラブルに見舞われたとして、こんなことが出てくるだろうか……と考えさせられた。気落ちしたまま翌日Peteに会ったら「今週末、写真撮りに行こうよ」と彼らしい形で慰めてくれた。タイ人の親切に改めて触れるために盗難に遭うのは必要なことだったのかも。

 

さてさて、日本に帰ってきて久々の和食。タイで和食を食べたいとは一度も思わないけれども、やっぱり帰ってくると食べたくなるのが不思議だ。パクチーじゃなくて三つ葉が載ったなすの揚げ浸しが心をほっと落ち着かせてくれ、心がほぐれる。

 

タイ料理も風土も人柄も好きすぎて「いつかはタイに移住」って思うこともあるけれども、やっぱり根は日本人だなぁと揚げ浸しをほおばりだがら実感するのだった。

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今回のコースメニューは、

 

・茄子の練りゴマ和え

・きのこと砂肝のマリネ

・蓮根の磯辺揚げ

・お揚げと小松菜の煮浸し

・旬菜と若鶏の香草包み焼き

・イカとあさりの炊き込みご飯
・木の子と帆立の土鍋ご飯
・スイートポテト

 

の計7品。

年末年始はタイ人の親友Peteが来日していたが、1/9からは僕が渡タイしてきた。たっぷり12日間の1人旅。去年は同じような日程でタイに行ったときは現地でタイ古式マッサージのライセンスを取得するために学校通いをしたけれども、今回の旅行は予定を一切入れず、気ままに過ごす予定だった。

 

「だった」になったのは後述するとして、約2週間ぶりの日本。さすがに日本食が少し恋しい。というわけで「まごわやさしい」へと足を向けた。

 

田町の「まごわやさしい」とは?

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