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広がった「ゑにし」の中から特別なものを見つけ出し、人や土地の歴史や魅力を特集記事として展開。
読み応えのある記事と、見応えのある写真・レイアウトでお見せします。
そして、ここでつながった方達同士を新たにつなげることで「ゑにし」を広げていきます。

 特集ページ 撮影/坂齋清 編集・文章/竹澤まり ページデザイン/若月清一郎

  校正/霧山月世  コラム・エッセイページ 文章/熊田梨恵・霧山月世・かとり檀

 ページデザイン/若月清一郎
 

特集記事バックナンバー

陶芸という「けものみち」に生きる

 

東京・新宿にある美山陶房は、一風変わった陶芸教室だ。生徒は好きな時にやって来て、好きなものを作る。先生から助言と手助けをもらいながら、何とか作りたい形を作っていくのだ。そんな自由度の高い陶芸教室を主宰する外木正合先生の、今に至るまでの道のりに迫った。

 

十日町(現在は周辺地域を統合して新潟県十日町市となった)が繊維業として大いに栄えたのは、朝鮮戦争時、「朝鮮特需」(昭和25年・1950年~昭和27年・1952年)の頃だという。それ以前から営々と続けられてきた雪国ならではの織物の技から機械化による大量生産へと移行していく時期に繁栄したこの町には、その名残がそこかしこに見られる。そんな十日町(+小千谷)の繊維業の「今」を取材した。

 

会津若松の町を歩いていると、背筋がぴんと伸びてくる。町全体から品格のようなものが滲み出ている気がするのだ。来年スタートするNHKの大河ドラマ「八重の桜」の主人公である山本八重や戌辰戦争において娘子隊(当時は婦女隊)のリーダー的存在として闘い散った中野竹子など多くの高潔な女性が登場しているのも、この町並みがあってのことだろう。会津の今を生きる女性に取材してみた。 

 

地域に根を張り、挑戦を続ける酒蔵末廣酒造七代目新城猪之吉。新城社長は江戸時代から続く酒蔵の七代目として、地域を牽引する役割を担いながら、日本酒の魅力を世界に伝えるために東奔西走し続けている。2011年3月の大震災を経験したその年の11月。私たちは会津若松を訪れ、お話をうかがった。

 

吉野さんは、哲学を持った木工作家だ。単に美しさや奇抜さを狙うのでは人間の身体と心に作用する椅子づくりを提案している。

 

湖越しに富士山を仰ぎ見る風光明媚な土地。河口湖大石地区。今では都心からの日帰りも可能。手軽なリゾート地として人気のこの地も、かつては険しい山々に囲まれ、周囲から隔絶された集落だった。しかしだからこそ人々がうまく折り合い、助け合う術を築いてきたようだ。この地のことを、少し踏み込んで眺めると、そのことがよく分かる。

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