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外を歩いていると、あちこちがオレンジの装飾で埋め尽くされている。ハロウィンなんて数年前までは一般にはまったく定着していなかったし、イベント好きな僕としてはハロウィンでもなんでも友達と飲んで騒いで面白いことができればなんでもいいよね!と数年前ハロウィンの日にコスプレして出かけたら電車内で奇異の視線を向けられたことがある。それがいまや、ハロウィン当日の社内はコスプレだらけ。川崎のハロウィンパレードには10万人以上にものぼるらしい。今年もハロウィンで大騒ぎしたかったのだけれども、翌日は朝から仕事だったので参加せず、「まごわやさしい」へ。

 

田町の「まごわやさしい」とは?

今回のコースメニューは、

 

・柿とほうれん草の白和え

・ブロッコリーのお浸し
・じゃが芋グラタン

・キノコマリネ
・鰆の西京焼き

・野沢菜とじゃこの土鍋ごはん

・黒ごまのブリュレ


の計7品。

かつて海外のお祭りや風習を日本に持ち込む際にローカライズさせるというのが鉄板だったような気がする。オレンジ色のカボチャなんて日本にはあまりなじみがないんだからカボチャから柿にでも変えちゃえばいいのになんて料理が出てくる間、友人と軽口を言い合っていたら「柿と法蓮草の白和え」が出てきた。思いも寄らぬところで我々にしかわからないハロウィンナイトの開催である。

この白和えがめっぽううまい。やっぱり旬なものはうまいよね。そのあとに出てくるブロッコリーのお浸しもうまい。口の中でブロッコリーがきゅっきゅと音を立てるほどの食感がおもしろい。ブロッコリーも外来種なのにお浸しへとローカライズされている。なら、やっぱりオレンジのカボチャを柿に変えてみても案外悪くないんじゃなかろうか(笑)。

次から次へと料理を平らげ、今日の仕上げは「黒ごまブリュレ」ごまの風味とほどよい甘さが口の中にじんわりと広がる。あぁ、おかわりしたい。今日もごちそうさまでした!とお店を出ようとしたら、「今日はハロウィンですから」とカボチャのクッキーをお店からいただいた。10月31日限定で来店された方々に配っているらしい。ささやかながらうれしい心遣い。今日もごちそうさまでした。

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