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         文/岡田百合香 イラスト/茂原敬子

※この記事はyenishiが作者である岡田百合香さんに企画依頼し、承諾を得て公開しています。無断での転用・転載はご遠慮願います。適切な目的でのご利用希望の際はこちらにお問い合わせ下さい。

 

 

VOl.1 良い子で従順なめぐみさんワールド

 舞台は、従業員1000名の食品の専門商社のオッケー商事。4 月になり、新人が 20 名入社してきました。
さて、今回の主人公は、めぐみさんです。

めぐみさんの視点から見た職場を描いていきます。

 めぐみさんは、短大卒の新入社員。見た目は可愛いく礼儀も正しい。でも人見知りで臆病。良い子でいようといつも思っています。 めぐみさんは、入社後の 3 日間の新人研修でドキドキ、オドオドです。元々人見知りなので、初対面でこちらから話し掛けるのは苦手。研修中のグループワークでは、消極的で発言することもできずに大人しく他のメンバー に合わせています。

(早く終わらせないと、一徹部長にまた怒られるわ! 先週も怒られたばかり! あ~んどうしよう、 終わらないし、さゆり先輩に頼るしかないかな)
 
 困っていると、さゆり先輩が声をかけてきました。
「めぐみさん、聞いての通りあと 1 時間以内に書類作成しないとならないわね。大変そうだから、私がやるわ。 めぐみさんは、他のこの表計算しておいてほしいの。書類どこまでできた?」

「ありがとうござます~。まだここままでしか出来ていないんです。すみません・・・」とめぐみさん。
 「いいわ、私が全部やるから大丈夫よ」と相変わらずやさしいさゆり先輩です。

 


 

「頼りにしているぞ。さて、夢夫君も営業頑張っているな。今月から A 社の担当になったが、どうかな」 と一徹部長。
「はい!! A 社の担当者がとても良い方で、色々と教えてくれます。先日は飲みに連れて行ってくれました。 楽しかったです!」とニコニコと元気に夢夫君は答えました。
「おいおい、相手はお客様だぞ! こちらが接待する側だ。甘えてばかりではダメだぞ。売り上げはどうなんだ」 と一徹部長 。
「一徹部長! お任せ下さい!!  仲良くなってしっかりと新商品を売り込んでます。今の感触は良さそうです。 来週にはお返事いただけますので、待っていて下さい」と自信満々です。

「そうか、じゃ期待しているぞ。涼太課長もフォロー宜しく頼むぞ」 「はい、それはもちろんです」とクールに涼太課長は返事をしました。

(夢夫君って、元気で明るくていいんだけど、調子いいからな~。ヤッパリ涼太課長は素敵。)

目がハートの めぐみさんです。

 めぐみさんがトイレの中で泣いて落ち込んでいる時、彼女が所属する営業3課では、彼女のミスをみんなでカ バーしていました。そんなこととはつゆ知らず、めぐみさんはトイレでしくしく・・・。
そこへ、さゆりさんの声が聞こえてきました。
「めぐみさーん、大丈夫? もう解決したから、安心して」
 めぐみさんは天にも昇る気持ちで、トイレから 出て、「さゆりせんぱ~い!! 」と泣きながら抱き付いてしまいました。

 (やっぱり、さゆり先輩は私の味方だわ。良かった!)

「大丈夫、私がお客様に謝って、明日納品の手配もしたからね」と少し疲れ顔のさゆり先輩。 「さゆり先輩、すみません、ほんとうにすみません。これから気を付けます。すみません」と拝み倒しためぐみ さんです。

「めぐみさん! 夢夫君と部長にも謝りなさいね」と諭すように言われました。 第 3 課に戻り「皆さん、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。これから気を付けます」と めぐみさんは、とにかく謝りました。
 一徹部長はあきれ顔、涼太課長は反応なし、夢夫君はというと・・・
「うん、そうだよね。まあ僕も怒鳴って悪かったから、謝るよ。だけどこれから気を付けてね」と夢夫君が言っ てくれたので、めぐみさんも少し落ち着きました。
(あ~良かった! でも一徹部長って嫌な感じ)と、めぐみさんは一徹部長がより一層苦手になってしまいま した。

 嫌い! 苦手!と思ってしまうと、中々そこから抜け出せません。 最初は笑顔で挨拶できた相手でも、嫌い! という信号が先に出てしまい、挨拶は目を合わせずに笑顔なしの「おはようございます」に変わってしまいました。
 

 一徹部長もそんなめぐみさんを見て、より一層イラつきます。 上から目線でめぐみさんへ対応することが多くなり、強い口調で言ってしまいます。
 めぐみさんは、一徹部長から頼まれる仕事は、気持ちよく返事ができません。もちろん間違えたら、また 怒られるので、慎重にやっています。分からないことがあれば、大好きなさゆり先輩に聞いて、チェックもして もらって、一徹部長へ返すことにしています。
 めぐみさんは、涼太課長とは話やすいと感じています。いつもクールな対応で人を責めることもないので、 めぐみさんが、事実を伝えたり、結論から言えば、涼太課長はいつでも分かりやすく答えてくれました。 だから涼太課長には、あまり感情を交えずに論理的に伝えればいいんだと分かってきています。 でも、頼ることができないので、かっこいいけど私のタイプじゃないわね、と勝手に妄想しています。

 夢夫君は、いい奴なんだけど明るくてはしゃぎ過ぎなので、時々疲れることもあります。しかし、本音を言うと 聞いてくれるので、年も近いこともあり、親近感を持っています。 最近はちょっと気になる存在です。

 ここに、夢夫君が営業から戻ってきました。 いつもと異なる雰囲気に戸惑いながら「部長只今帰りました。あれ、どうしんたんですか。何かありましたか?」と夢夫君。
「このデータミスが発覚して、上司から注意されたぞ。全く困ったもんだ」
「あっ!!! このデータ!! これ出しちゃったんだ。これ僕が作成した違う会社のデータです! 僕が渡した のが間違っていたんです!! 申し訳ありませんでした。僕のミスです」と夢夫君が大慌てで部長に謝ります。

 さて、この状況でめぐみさんはまたトイレダッシュです。 さゆりさんも、めぐみさんを追いかけてトイレダッシュ。
 夢夫君は状況がまだ読めずに、とにかく正しいデータを慌てふためき、探しています。 一徹部長は、机に書類を叩きつけてどこかへ行ってしまいました。 冷静な涼太課長は、というと・・・

ただただ冷静にパソコンを打ち続けておりました。 この第 3 課どうなることやら・・・

 

 これを読んで、「こんな人いるいる!」「やだ~私かも」と思った人もいるでしょう。
めぐみさんというキャラは、女性にしておりますが、男性だってめぐみさんタイプはいますよ。男性なら“めぐお”にしましょうかね(笑)
 気になる方は前回の「プロローグ」のキャラテストの④をチェックをしてみてください。


 

10個の人!     めぐみさんドップリタイプ
7個~9個の人! めぐみさんキャラタイプ
5個~6個の人! めぐみさんチラリタイプ
 
人は1つのキャラだけで成り立っているわけではなく、
よく使うキャラや時々使うキャラなど、5つのキャラを使い分けています。
ただよく使うキャラがその人の特徴として出ているんですね。だから、ご自身の特徴の参考にしてくださいね

次回は元気いっぱいの夢夫君です。お楽しみに~。
オッケーオッケー(笑)

              オッケーフィールドの他の回を読む

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 そして何と言っても、さゆり先輩はいい人! と大ファンです。さゆり先輩の言うことなら、間違いなしと心から信頼。 困ったことがあれば助けてくれるし、話も聞いてくれるし、私も見習わないとねと、前向きに捉えています。
 厳しいお母さんに育てられためぐみさんは、母親の言う通りにしないといけない、母親の顔色を見てしまうとい う癖が、大人になっても抜けません。周囲の人に気にいられようとする心の癖があります。 だから、自然に人の顔色をうかがいます。また上目づかいで相手と話したり、悪くもないのに「すみません」と 謝ってしまうこともあり、言いたいことを遠慮してしまう傾向があります。 しかし、慣れ親しんだ自分の性格なので、気づいていません。

 とはいえ、社会人になってなんとなく、ストレス溜まりやすいなと思うようにはなってきました。

 

 

 年も明け、あと少しで、1 年が経ちます。 めぐみさんは、仕事も覚えてさゆりさんに頼ることも少なくなりました。もちろん、さゆり先輩から度々優しく 注意を受けて、改善したからです。

「めぐみさん、いつも良くやってくれて嬉しいわ。1 年で成長したわね」とさゆりさんから褒めてもらい、 「ありがとうございます。さゆり先輩のおかげです」と素直に褒め言葉を受け取りました。
 ただ、やはり一徹部長とは相性が悪いままです。 厳しい一徹部長とオドオドしてしまうめぐみさん。このコンビは、余計に一徹部長の厳しさに拍車をかけてしま っています。

 (あ~助かった。いつも困っていると助けてくれるから、安心! これで部長に怒られないわ)

めぐみさんはホ ッとしました。
め ぐみさんは、性格は穏やかで人に合わせることができる良い子だけど、どうも仕事が遅い。そして少し注意すると、オドオ ドしたり、落ち込んだり、さらにはムッとした顔の時もあるので、先輩、上司たちは少し取扱いに困っています。 そんなことには気づいていないめぐみさんは、もうニコニコして別の仕事に取り掛かっています。

(さゆり先輩は本当にやさしくていい人。それに比べて一徹部長はどうしてあんな人を責めるような言い方なん だろう。やっぱり嫌い!!  涼太課長とは営業に出ていて話もあまりしていないから、よく分からないな)

一徹部長はさゆりさんをとても信頼しているので、めぐみさんの育成は任せています。しかし、ちょっときつく 言うと、オドオドするめぐみさんに対して、時々イラッとしているようです。

 

 さて、第 3 課の 1 ヶ月に 1 回の営業ミーティング。 全員が顔を揃えて、仕事の状況や改善点などを話し合います。
「みんなお疲れ!    営業会議を始めるぞ。先月は売上が対前年同月比 10%ダウンだ。どうした。何があったのか 涼太課長説明してくれるかな」と一徹部長は眉間にしわをよせながら、スクリーンに映し出された数字を見て言 いました。
「はい、売上ダウンの原因は、他の会社の新商品に取引先を取られてしまったことです。しかし、その商品は不 評ということが分かり、今月は売上を取り戻すことが可能です。このデータをご覧ください」と涼太課長は、デ ータを見せながら、論理的に説明しました。
「なるほど、それならば今月は売上戻せそうだな。涼太課長はいつも分かりやすく説明してくれて、助かるな。 頑張ってくれよ」と一徹部長。
「いや、当たり前です。営業成績をこのようにデータ化してくことで、全員が同じ情報を共有できることが大事 だと思いますよ」と相変わらず淡々と涼太課長は答えます。

 (涼太課長って、すごい頭いいのよね~。素敵~)

めぐみさんはうっとりです。

こんな第 3 課の個性がバラバラな 5 人のやり取りがありながら、半年が過ぎました。

 

ある日のこと。。。 めぐみさんは、会社のトイレで「どうしよう、どうしよう」としくしく泣いています。 ついさっき、一徹部長から大目玉を食らったのです。というのも、頼まれていた C 社への本日納品商品が届い てない! と一徹部長に指摘されるまで、すっかり忘れていたから。オッケー商事に入社して半年。こうやって、トイレ引き こもりは 1 ヶ月に 1 度くらいあります。普段は、素直で良い子。協調性もあるし、可愛がられるタイプですが、 どうも彼女は、怒られると泣くことが多い。小さい頃泣けば誰かが助けてくれると、覚えてしまったよう です。また自分で決めることが苦手で優柔不断です。半年経っても、先輩のさゆりさんのフォローなしでは、一 徹部長から任された書類をまとめあげる自信が持てません。いつも出来上がった書類を、一度さゆり先輩にチェ ックしてもらってから一徹部長に渡すようにしています。彼女は「ミスしないようにしたい」と思っ ていますが、周囲から見ると、打ち合わせの時にメモすることもないので、「仕事を覚える気がないのでは?」 と思われていることには気づきません。当然のことながら、まさにそのことが仕事一途に生きてきた一徹部長を イラつかせているということにも、気づかないのです。気づかないから変わりません。

(会社の仕事は覚えてきて、楽しくなってきたけど、一徹部長がいると嫌だな。どうにかならないかな。 もう少し仕事頑張りながら、考えようかな。何か資格取るのもいいし、習い事でも見つけようかな)


 めぐみさんはこんなことを考えるようになりました。

そんなおり、年度末決算時期に大変なことが!
「誰だ! このデータのミスしたのは。まためぐみ君か! 今、上司から大目玉もらったぞ! だめじゃないか、さゆりくんもチェックしないと。」と一徹部長は怒り心頭です。

 

 (えっ、私がこのデータ作成したわけじゃないのに、また私のせい? ひどい!)

 

 そう思いながら、めぐみさんは 言い返すことができません。
「めぐみ君、どうした!」と一徹部長は詰め寄ります。 「すみません」とか細い声でめぐみさんは返事しました。

(なんだか、新人研修って緊張する~!!。20名も新人がいて、皆仕事出来そうな感じ。私、大丈夫かな~)

 ちょっと不安に思っていると、休憩時間に同じグループの同期の夢夫君が声をかけてくれました。 「初めまして! 僕営業部に配属の岡本夢夫と言います。宜しく!!」と夢夫は笑顔で元気よくめぐみさんに話しかけてきます。
「あっ、はい、わたしは営業事務の伊藤めぐみといいます。どうぞ宜しくお願いします」とめぐみさんは夢夫の元気溌剌のあいさつに、(びっくりするじゃない!でもいい感じ。ウフ。)と思いながらあいさつを返しました。
「な~んだ。同じ部署じゃない。営業部って1課から5課まであるんだよね。僕は 3 課だと思うんだ。 伊藤さんは、どこ?」 「あっ、私も同じ 3 課だと思います。一緒ですね」と答えたら、 「一緒だ~!!! そうか~。頑張ろうね」と夢夫はニッコニコです。

(やったー!! 一緒だ。こんな楽しい同期が一緒の部署で良かった。気を遣い過ぎずに話せそうだわ)

 めぐみさんは、夢夫君の明るい対応にホッと胸をなでおろし、少し仲間に馴染んできたようです。
 新 入社員研修では、一般的なビジネスマナーから、仕事の進め方や社会人としての心構え、さらには入社した会社 の仕組みもしっかりと学びます。

 

 とりあえず働こうと思ってな~となく社会人になっためぐみさんにとっては、 こんなに沢山覚えるの! と受ける前からうんざりしていましたが、夢夫君から声をかけられたことで、気分もア ップしているようです。
 グループワークを通して、他のメンバーとも仲良くなれためぐみさん。社会人って何だか楽しいかも、と前向き に気持ちが変化してきましたよ!


 3 日間の研修も無事終わり、本格的に配属部署へ。 第 3 課は、5人。部長の織田一徹さん。課長の鈴木涼太さん。先輩社員の武藤さゆりさん。

 そして伊藤めぐみと岡本夢夫君の新人 2 名。
 初日の挨拶です。
「皆さん、おはよう! 第 3 課に新人 2 名が配属された。岡本夢夫君と伊藤めぐみさんだ。 まずは、自己紹介してもらおう!」とこわもての一徹部長から促されました。
「おはようございます!! わたくし岡本夢夫と言います。大学では経済学部でした。会社が利益をあげるためにどうすればいいのか、マネジメントとは何か!  など学びました。当社が利益を出せるように学んだことを活かし て、ガンガン営業して売りますので、どうぞご指導の程よろしくお願いいたします」と朝から元気一杯の夢夫君 の挨拶です。 全員が夢夫君の元気さに圧倒されながらも、拍手。

(朝からこんなハイテンションじゃ、ついていけないわ。)

「おはようございます。まだ何をすればいいのか分かりませんが、新人研修で学んだことを活かして、皆様のお 役に立つように一生懸命やりますので、どうぞよろしくお願いいたします」とめぐみさんは明るく挨拶しました。 一同拍手です。
「夢夫君とめぐみさん、お二人とも是非第 3 課で実力を発揮してほしいですね。期待してますよ。 では、涼太君とさゆりさんにも挨拶してもらおうか」と一徹部長が言います。


「おはようございます。鈴木涼太と言います。現在 35 歳。3 歳になる息子が 1 人。妻 1 人。最初は営業1課か ら始まり、4課、5課も経験。ここは3年目。営業は楽しいですね。色々な人と会えるし、勉強することも沢山 ある。二人とも頑張って欲しいです。特に夢夫君、最初は僕と一緒に営業経験です。しっかり頼みますね。」と 涼太は涼しい顔で理路整然とあいさつしました。
「はい!! 涼太課長頑張ります! どうぞよろしくお願いします」と夢夫は元気に返事を返し、めぐみさんは、礼儀正しく「よろしくお願いします」と応えました。
「おはようございます。武藤さゆりと言います。私は総務部からこちらの営業3課へきました。ここで4年目で す。仕事は営業事務。営業の方々のサポートをします。だから細かいこともチェックして、気配りや気遣いも大 切な要素となります。いつも優しくサポートしていますので、安心してくれていると思いますよ。 夢夫君は元気があっていいですね。頑張ってくださいね。めぐみさん、一緒にサポート頑張りましょうね。 よろしくお願いします」とさゆり先輩はやさしく笑顔であいさつしました。
「よろしくお願いします! 」と二人は元気にあいさつ。


実はめぐみさん、初日から一徹部長はどうも苦手タイプだと、ちょっと心配しています。

 

(恐い人って私は話せなくなってし まうのよね。私のお母さんもお父さんも厳しいし、嫌だなあ。 でも、さゆり先輩はやさしそうだし、涼太課長は真面目そうだし、そして夢夫さんは明るいしと、他のメンバー が頼れそうだから大丈夫かな)

 3ヶ月後・・・ 新人 のめぐみさんと夢夫君も仕事にも慣れてきました。
「めぐみさん、あの書類できた? 分からなかったら教えてあげるからいつでも言ってね」と相変わらずやさしい さゆり先輩は言いました。 「ありがとうございます。もう少しで終わると思います」とめぐみさん。
「お~い、さゆりさん、あの書類できたか? 午後 A 社に持っていくぞ」と一徹部長が大声で言っています。
「はい、あと少しでできるそうです。」とさゆりさんがめぐみさんに代わって答えます。

「あと少しって、どれくらいだ! 12 時には出てしまうぞ」と一徹部長。
 「はい、わかりました。あと 1 時間で終わらせます」とさゆりさんはテキパキと答えます。

さて、そのやり取りを聞いていためぐみは、どうしようどうしよう! と焦ってきました。
 

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